幻のゴールデンマハシールを求めて・・ヒマラヤン フィッシング ツアーズ

 

 

 

「流れの中にサハールを泳がせ、私は暫しその黄金色に輝く魚体に見惚れた。実に美しい。神の彩色である。どんな芸術家をもってしても、この輝きは出せるはずがない。釣りの慶びは、美しい野性の命を間近で凝視できることにもある。心が軽くなっていく。不安や重圧や焦燥や、そして悔恨。私の中にあった様々な毒が、この一尾の輝きによって打ち砕かれ、消えてゆく。」                            

 

釣り人誌 小林龍彦文 「黄金の魚」後篇より

 

 

ヒマラヤ水系にしか生息しない、幻の、そしてアングラーたちの憧れの魚であるゴールデンマハシール(Golden Mahseer)を貴方もヒマラヤの雄大な自然の中で狙ってみませんか?私達がお手伝いいたします。

 

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皆さんはゴールデンマハシール(Golden Mahseer)と呼ばれる魚をご存じでしょうか?多くのアングラーの憧れの魚といえば、キングサーモンやバラマンディ、パプアンバス、タイメンなどが挙げられると思います。ヒマラヤ水系のみに生息するマハシールは日本ではあまり耳にすることはありません。しかし、ヨーロッパでは古くからルアー、フライフィッシングの対象としてアングラーたちの憧れの的でした。それは今でも変わりません。インドのイギリス植民地、また直轄領時代に多くの英国のフィッシャーマンたちはこのマハシール(マシールとも書かれる。)に魅了されました。彼らは、マハシールについてこう書いています。

 

マハシール、このような魚を見る幸運に恵まれた者の心に何度も湧きあがり、思い起こさせる名が他にあろうか。

Skene Dhu著 巨大なマシール、1923)

 

私、また私が出会った人々の意見では、マハシールは、同サイズのサーモンよりもスポーツ性があると言える。

 

ヘンリー サリバン トーマス 「ロッド イン インディア」1897

 

マハシールと初めて対峙したアングラーは、そのことを一生忘れない。ロッドは強烈にねじ伏せられ、リールのラチェットは、ラインが無くなるまで悲鳴を上げる。電撃的な刺激である。わずかな淡水魚のみが、このようなスピード、長いファイト、ストライクにより、アングラーの心に落胆と歓びを与えることができるのである。

ロバート ホウィット 「図解スポーツ」

 

大きさで言ってもゴールデンマハシールは淡水魚の中で最も巨大なゲームフィッシュと言っても過言ではありません。なんと体長280センチ、55キロという記録があります。

この写真の魚は、はく製にされインドの博物館に展示されています。それほどの怪物は今となっては非常に珍しくなっていますが、いないとも言い切れません。この魚の特徴として挙げられるのは、4本の口ひげを蓄えていること、ヒマラヤ水系にしか生息していないこと、ウロコがアロワナのように大きいこと、美しい黄金の体色をしていることなどです。渓流と言えるようなところにまで遡上するこの魚のパワーはすさまじく、掛かったら急流を一気に100m近く突っ走ります。

この魚の特性としてMigration(回遊、遡河)が挙げられます。ゴールデンマハシールが移動する理由にはいくつかありますが、その理由の一つにスポーニングが挙げられます。彼らは下流で冬を越し、春のモンスーンの始まりを合図に川を遡っていきます。そして産卵を終えるとまた川を下って行くのです。そして興味深いことに、下流域にいる間は、藻などを食べ、魚を追う事はないのですが(つまりルアーでは釣りにくくなる)、川を遡っていくにつれて食性が変化し魚や虫を追うようになるのです。このようにマハシールが常に移動していること、また食性の変化があるという事が、この魚を求めるアングラーたちに制約を与えていると言えます。つまりどこに魚がいるのか、また何を食べているのかを知ることが重要なのです。

釣り方に関しては、この魚の食性のゆえに実にさまざまな方法を駆使することができます。ルアー、フライ、吸い込み、カエルなどを用いたフカセ釣りなどです。餌釣り用の竿を仕掛けておき、ルアーでポイントを狙うという事も可能なのです。皆さんの得意な方法で狙っていただくことができます。

 


では、なぜ ヒマラヤン フィッシング ツアーズが、皆さんのベストチョイスであるのか?その点をご説明させていただきます。

 

@ガイドの必要性 

マハシールの潜むジャングルの奥深くには、野生のトラ、豹、ゾウ、サイ、大蛇などがいます。特に、野生のゾウ、サイは獰猛です。また、川にはワニも潜んでいます。これら野生動物の攻撃や、道に迷う可能性を考えジャングルに精通したガイドがどうしても必要です。また場所によってはガイドなしでは釣りが許可されない区域もあります。また、地元のガイドは、釣りに関する知識がほとんどなく、非常に困ることもあります。

A言語の問題  

英語を話す欧米の人たちでさえ大型の魚がヒットしたにもかかわらず、ガイドに手助けを求めても理解されずにボートの誘導などがうまくいかずに取り逃がしたという経験を耳にします。私達はこの国で在住してきた経験、言語力を生かし、地元のガイドや漁師、ホテルのスタッフなどとも円滑にコミュニケーションを行い、皆さんのご希望にお応えすることができます。地元の人々との交流が旅をいっそう楽しいものとします。同時通訳によって現地の人々の温かい心に触れていただくことができます。言葉が通じないのでは?という不安は一切無用です。

B国民性   

こちらの人々はおおらかで友好的であることは非常に評価できる点です。しかし、組織立って物事を行う、次のステップを考えて準備するというのは苦手です。例えば時間の管理です。私自身が経験したことですが、釣りをしながらのラフティングツアーを組んでもらいましたが、彼らは、水量が少ないことや、釣りの時間を考慮に入れずに計画し、ゴールに着くはるか手前で日が暮れてしまい、ジャングルの中を懐中電灯の明かりだけで4時間も漕ぎ進むという非常に怖い思いをしました。獰猛な野生のゾウやサイが沢山いる場所で鉢合わせしていたら逃げ場もありません。このようなことは普通にあり、彼らとしては大した問題ではないのですが(実際謝ることも一切しない)、旅行者からしたらそれは大問題であり、旅をストレスの多いものとしてしまうのです。やはり、危険は最小限にとどめなければなりません。私達は、旅の計画から実行にいたるまで細かに皆さんの安全と快適な旅をサポートいたします。

C食の安全  

こちらの衛生基準が悪いために、旅の途中でおなかを壊すことはよくあることです。そのために釣りに行けず、ベッドとトイレを往復するようになってしまうとしたら、非常に残念です。現地の人が勧めてくれたとしても安全かどうかを確かめる必要があります。私たちは信頼できるホテル、レストランのみを利用します。また皆さんの健康にも気を配り、旅程を調整いたします。

D秘密のポイント  

私達は魚の習性から、釣法、時期、場所にいたるまで様々な情報を得ています。私たちの秘密のポイントにご案内いたします。また、私達の情報網を駆使し、現在の水量、水質、釣果の情報を収集し、皆様にとって最適な旅の時期をご案内いたします。私達の目標は皆さんにマハシールを釣っていただくことです。そして素晴らしい自然に感動していただきたいのです。

E儲け主義のストレス  

私達は地元の土産物屋と手を組むことはせず、皆様が欲しい、買いたいとおっしゃる場合にのみ、お店を探し、現地価格で購入していただけるよう努力いたします。お客様の満足を第一に優先いたします。

F完全なオーダーメード旅行  

最少催行人数などはなくお一人様からご旅行できます。また決められた旅程表もありません。ご希望に応じて、釣りだけでなく、野生のトラが見たい、ラフティングがしたい、湖のほとりでヒマラヤを見ながらゆっくりしたい、タイムスリップしたような古い町を観光したいなど皆様の思うままに旅程を組み立てることができます。しかしあくまでも私達の専門は釣りです。広く浅く何でも紹介する業者はいくらでもあります。私達は自分で見て、実際に泊まって、食べて、釣って納得したところしかご案内いたしません。そこが違います。

G日本のフィッシング、キャンピングエクイップメント  

現地のガイドたちは魚の取り込み道具などを持ち合わせておらず、困ることがあります。そのような事態を防ぐために、日本からの様々なエクイップメントによって皆さんの釣行をより確実なものにいたします。

H現地の登録された正規旅行会社です。 

ヒマラヤン フィッシング ツアーズは、現地の法に従って登録された正規旅行会社のツアー名称です。独自のノウハウや人脈を駆使し皆様の旅を特別なもの、かつ安心できるものにいたします。

 

ネパール政府登録名称   :Sanden Travels and Tours Pvt. Ltd.

ネパール政府登録番号   :71379/066/067

ネパール政府登録旅行業者 :1576

住所(私書箱)           :P.O.Box 25028 Kathmandu,Nepal

住所(所在地)            Tahachal,Kathamandu,Nepal

メールアドレス        himalayanfishingtours@gmail.com

経営者(代表者名)        Nathan Chitrakar                 

加盟団体                :

 

タックル ルアー用

リールはスピニングでもベイト(両軸)でもかまいません。流芯に届くように飛距離が大切です。私はアブ7000C( 開高 健のまね・・・)を使用しています。遠心ブレーキを2つに減らし,飛距離を伸ばしています。ロッドは、8から11フィート。アクションはミディアムヘビー、ヘビー。私はフェンウィックのHMXT90MH−2−Fを使用しています。9フィート、ミディアムヘビーです。ラインは20から40lb150メートルから200メートル必要。私はPE4つ撚りの40lbに、ナイロン40lbのショックリーダーを付けています。魚の歯は鋭くないのですが、岩などで擦り切れないようにリーダーを使用しています。ルアーは、ミノ―、スプーン、スピナーなどが使えます。ヨーロッパの有名なアングラーである、ジョン・ベイリーのお勧めは、4から5インチ、ブラウン、グリーン、イエローのミノ―。スプーン、スピナーは2から5インチでゴールドやシルバー、銅色のもの。私のヒットルアーは、アブのトビー(コパー&グリーン)そしてスカジットデザインのWAVE シルバー&レッド45g、Giger88,Hardstreamsゴールド&グリーン 33gなどです。

タックル フライ
ロッドは、シングルハンドル、9フィート、8から10番。リールは200メートル巻けるもの。 ライン:ダークカラーのフローティングライン ガーグラーニンフ、ニンフ,ドライ 自然なカラーが良い。フック:大きなフライには #2/0  小さめのフライには10から4。リーダー昼間は15,夜は20lb,長さは9から12フィート

 

時期について 

マハシールを狙うためにベストなシーズンは一年の中でも限られています。まず、雨季が終わって水が澄んだ後、10月から年末年始です。そして2月から4月初めまでも雪解け水が混じり水量が増し、暖かくなるため魚の活性が上がります。ゴールデンウィークも非常に暑いですが可能です。

 

ツアーについて

·         ツアーはネパール(カトマンズ)発着のものです。基本的にネパール、カトマンズまでの航空券などはご自身でご購入お願いいたします。こちらでも航空券を手配することも可能ですが、Eチケットのみになります。航空券を購入される場合、カトマンズ着のものをご購入ください。おすすめは、タイエアーです。

·         海外旅行保険には必ずご加入ください。冒険的なツアーでありますので、ヘリコプター救助が含まれているものにご加入ください。

·         ご予約の流れですが、まずメールにてお客様のご希望を伺い、こちらから旅程表、料金についてお知らせします。その後、お客様ご自身で日本からカトマンズまでの航空券を購入いただき、その日程に合わせこちらで準備をいたします。もしくは、こちらで航空券を発券することも可能です。

 

ツアーはオーダーメードになりますが、一つの例として9日間のツアーの予定と料金をここに掲載させていただきます。

あくまでもこれは一つの例に過ぎません。

 

1日目  カトマンズ空港に到着。お名前が書かれたプレートを持ってお出迎え、国内線に乗り換え 現地ホテルへ

2日目  ジープで川へ移動  川下り開始 釣り キャンプ

3日目  川下り   釣り   キャンプ

4日目  川下り   釣り   キャンプ

5日目  川下り   釣り   お昼にゴールへ   ジープでジャングルロッジに移動  ロッジ泊(温水、風呂付)

6日目  ロッジでの朝食後 ジープで川へ移動    釣り   キャンプ

7日目  釣り  キャンプ

8日目  お昼後キャンプから、空港へジープで移動し、カトマンズまでフライト。カトマンズのホテルに泊。

9日目  カトマンズの観光。        お昼の便に合わせ空港へ お別れ

 

 

 

コテージの一例                     居心地の良いレストラン

 

部屋の例 シンプルですが、ジャングルの中とは思えない快適さです。

 

 

 

 

手つかずの大自然の中で忘れられない感動と素晴らしい思い出を。

 

旅に必要なもの

l  ジャングルを歩くために歩きやすい運動靴もしくはブーツ、滑りにくいサンダル、長袖、長ズボン(自然に溶け込む色が良い)

l  昼間は3月でも皮がむけるほどの日差しになります。日焼け止め、水着、偏光グラス、帽子、でも朝は冷え込むこともあります。フリースジャケット、ウインドブレーカーも必要。年末年始の場合は冬用フィッシングスーツ必要。

l  移動しながらのラン&ガンなどのためにもウェダーがあると便利。水着でも可能ですが寒くなるかもしれません。

l  蚊よけや、ムヒなどの薬。その他(蚊取り線香はこちらで準備いたします。)

l  懐中電灯、ヘッドライト、予備の電池(ロウソクやマッチはこちらで準備いたします。)

l  双眼鏡があると動物を観察したりするのに便利。

l  ロッドケースは飛行機で預けるときやこちらの移動のために必要です。タックルベリーなどで安く中古が手に入ります。プラノの筒型のケースは丈夫でお勧めです。

l  荷物はスーツケースで構いませんが、一つデイバッグがあれば必要なものだけを入れて釣行できます。重いものなどは私達ガイドが持ちますのでご安心ください。

l  フィッシングタックルはこちらでは手に入りません。根掛かり、故障などもご考慮いただき多めにお持ちください。

l  寝袋はこちらでも揃えておりますが、寝心地など自分のものが一番と思われる方はお持ちください。

 

 

お問い合わせ,ご予約はこちらへ  himalayanfishingtours@gmail.com

 

釣りに関するリンク集

 

 


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